ズボラ主婦の節約×投資ブログ(PayPay,LINE Payを攻略)

PayPay(ペイペイ)LINE Pay,スマホ乗り換え(ドコモ,au,Yモバイル)を活用し生活費を節約!余ったお金で株式投資♪

MENU

Jトラスト 2019年度第一四半期決算の考察

f:id:spicarisa:20190809223201g:plain


こんにちは、カボス( @olivetrhm)です。

Jトラストの決算が公表されたので、さっそく考察を述べていきたいと思います。

Jトラスト決算 おおむね計画通りの着地!

インドネシアの貸付残高が漸減しているので、また大きく減損があるのかと思いきや、

そこまで悪い決算ではなかったですね。とりあえず一安心といえる決算内容だったのではないでしょうか。

 

まずはグループ全体の業績をみてみましょう。

今期予想は営業利益60百万円のところ、第一四半期で481百万円計上しております。

 

とはいえ、これだけでは何もわからないので、セグメント別に見ていきます。

日本金融事業は安定的に収益を計上して、問題なさそうだから省略するね

韓国事業の業績について

今回、業績を支えてくれたのは韓国事業です。

前期と比較して、+11億円という好業績。

同業のSBI貯蓄銀行が最高益(第一四半期で49億円)を更新していたので、そこまで悪い決算にはならないだろうと思っていましたが、予想よりも利益を伸ばしていたので、嬉しい限りです。

 

その要因としては、下記のとおりです。

貯蓄銀行において、債権回収実績率の見直しに伴い、

貸倒引当率が低下し、貸倒引当金繰入額が減少

金利低下に伴い、売上高は減少しているけど、貸付残高は緩やかながら伸びているから今後も期待ができそうだね。

f:id:spicarisa:20190809230537g:plain



ただ7月以降はウォン安の影響を直に受けちゃうよね!?

6月末時点で1ウォン0.093円のところ、今は0.087円だから約7%円高に振れている。少なくとも第二四半期は7%以上、円ベースで利益が減ると見込んだほうがいいね。ただそこまで悲観する必要はないと思うよ。

 

インドネシア金融事業について

 さてJトラストの問題児、インドネシア金融事業についてです。

f:id:spicarisa:20190809232647g:plain

上記のとおり、△18億円です。

予想通りの赤字ではありますが、取り返しのつかない赤字額ではないですよね。

 

今回の大きな赤字の要因は下記の通りです。

・貸出残高減少に伴い、営業収益が減少
・Jトラスト銀行インドネシアにおいて、

・差押え担保資産の評価損を計上したことや、新たに連結取り込みを行ったJTOが損失となったこと等により減少

黒字の見通しは程遠いかと思いきや、来期は恒常的に黒字はいけるんじゃいないかなと思いました。

 

Jトラストインドネシア銀行の業績をご覧ください。

 

【PT Bank JTrust Indonesia Tbk.】

f:id:spicarisa:20190809235314g:plain

第一四半期はPT JTRUST INVESTMENTS INDONESIAに対しての債券譲渡に伴い、

貸倒引当金の大幅な戻し入れ(約19億円)がありますが、一過性の利益です。

戻し入れがない場合

営業収益  :+ 2,297

営業費費用 :△2,107(内 預金利息+1,935

販管費   :△1,044

その他の収益:+  1,613

その他の費用:△       5

営業利益  :+  754

  

預金利息が収益を圧迫していますが、

第一四半期で下記の通り、預金残高を大幅に減らしています。

f:id:spicarisa:20190810002038g:plain

恐らく現時点での預金金利は6.5%程度。

1,236億円もの大金を預金している状態だと年間80億円程度(一四半期あたり20億円)の支払利息が発生します。

ただ、今回約200億円圧縮しているので、年間13億円のコスト削減です。

(一四半期あたり3.25億円削減)

 

現在のJトラストインドネシア銀行の貸付残高は500億円弱。それに対して1,236億円の預金はあまりにも多すぎるよね。韓国の銀行の貸付残高と預金の比率をみるとこんな感じ。

f:id:spicarisa:20190810002847g:plain

貸付残高のほうが10%少ないくらいなんだね。インドネシアの貸付残高を増やすのはまだ時間がかかりそうだから、短期的には預金はどんどん減らして、コスト圧縮をしたほうが黒字化の近道かもね。

 

圧縮したとはいえ、預金残高1,000億円はまだ多いと感じます。

あと200億~300億円は削ってもいいのではと推察します。

 

過去の定期預金の解約により、預金残高の圧縮、

および、ネットバンキングのリリースにより預金金利の引き下げを行い、

どんどんスリム化を図っていただきたいものです。

 

Jトラストインドネシア銀行単体では黒字ではありますが、

PT JTRUST INVESTMENTS INDONESIAが同行の債権を引き受け、大幅に貸し倒れ引当金を積んでいるため、△45億円の赤字です。

f:id:spicarisa:20190810003832g:plain

実態としては、Jトラストインドネシア銀行の負の遺産を引き継いでいるだけに過ぎないのです。

 

 

とはいえ、第二四半期以降は下記の通り、債権回収をすることにより、

戻し入れ引当金を狙うことにより、収益改善を図っていく計画です。

PT JTRUST INVESTMENTS INDONESIAに移転された債権回収に尽力することにより、回収益を増加させるとともに、買取債権の将来CFの見直しに伴う簿価修正益の増加を図る  

 

まぁこの引当金の戻し入れをねらう戦略は毎度毎度言われていることなんですけどね。

 

ただ前期末に大幅に貸出残高を減らし、無担保のリスクの高い貸出をしない方針のため、

大胆に預金残高を減らすことができ、損益分岐点が下がりつつあるので、少額でも黒字化は意外と早く狙えると思った今日の決算でした。

 

インドネシア金融事業のまとめ

①預金残高減らすことにより支払い利息の圧縮

②ネットバンキングをリリースし、預金金利を引き下げ

②オートローンなどのリテールに特化してリスクを最小化しながら貸付金を積み上げ

③PT JTRUST INVESTMENTS INDONESIAが債権回収行い、戻し入れ利益狙う