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Jトラスト vs ウェッジホールディングス 今後の動向について

こんにちは、長期投資家のゆず( @olivetrhm)です。

 

12月17日にウェッジホールディングから公表された「平成30年9月期 決算短信[日本基準](連結)」の一部訂正の内容を確認したところ、かなり危機的状況なのでは!?と感じ、同社が現在、どの程度、債務を抱えているのか調べてみました。

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この債務は何なのか?

まず、先にご説明しますと、決算短信の大きな変更点として、下記の通り、流動負債が大幅に増加してしまいました。

 

流動負債は56億78百万円増加し、84億21百万円となりました。

当初、この変動額の56億円は固定資産に含まれていたのですが、今回の訂正により、

流動負債に変更になりました。

つまり、一年間以内に返済が必要な債務だったということです。

この債務は社債ということだったので、誰に対して、支払い義務のある社債なのか調べてみました。

 

平成28年9月30日にカシコン銀行を保証人として、機関投資家等に社債を売り出すと発表がありました。

http://www.wedge-hd.com/cms_v2/assets/files/NEWS/2016/p20160930.pdf

こちらの内容を確認しますと、

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15億バーツ(約51億円)の社債を発行しており、償還日が2019年9月29日になっております。

この社債の償還日を誤ってしまったがゆえに今回の短信訂正が必要になったと考えて間違いなさそうです。

 

正直、これだけ大きな金額の支払い時期をなんで間違えるんだろうと不思議ではありますが。

 

今後の償還予定の社債を整理してみました。

同社が他にも償還予定の社債を抱えていないか確認してみたところ、

さすがに一年間の間にはもうありませんでしたが、

一年三ヶ月後に巨額の社債償還が到来してしまうということが判明しました。

 

今後の社債償還予定

①Creation Investments Sri Lanka LLCに対して2,000万米ドル(約22億円)

②Jトラストに対して、5,000万米ドル(約56億円)

合計 :約78億円

①、②ともに償還期限は2020年3月下旬です。

ウェッジホールディングス社の財務状況は?

 現在の同社の財務状況を確認し、支払い能力を分析して見ましょう。

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まずは財政状態から見てみると、自己資本比率15.9%。

一般的に30%以上あれば、安全圏と言われているので、これは黄信号です。

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資産状況の中身も見てみましょう。

同社の主力事業は金融業(ノンバンク)ということから、あまり固定資産はなく、

ほとんど、流動資産となります。

資産合計497億円のうち、流動資産が400億円。

そして、その赤枠の通り、大部分が現金と営業貸付金です。

社債償還に当てられる原資はこの二つしかないという状況、

とはいっても営業貸付金を早期に回収して、

借金の返済に回してしまってたら、利息収入を生み出せなくなってしまいます。

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そのような状況下で、これから一年三ヶ月の間に、

社債だけで合計129億円もの社債償還が控えているのです。

 

同社が抱える現金の合計額に匹敵する額です。

 

しかも前年度の営業活動によるキャッシュ・フローはたったの+9億円です。

事業による現金の積み上げは微々たるもの。

 

純利益も7千万円とあまりにも心もとなく、いつ赤字に転落してもおかしくない状況下で、

銀行からの借り入れは厳しいと考えます。

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整理しますと下記状態だと推察します。

取り巻く環境

①借金支払い原資は現金、営業貸付金のみ

②現金がなくなり、新規貸付にまわせず、売り上げ減少、収益悪化

③銀行からの借り入れ、増資による資金調達も株価下落中のため、絶望的

④Jトラストとの訴訟費用は今後も継続的に発生(ボディブローのようにじわりじわりと財務悪化させる)

 

Jトラとの裁判結果にかかわらず、ただ時間が経過するだけで、

ウェッジホールディングスは窮地に立たされていき、八方塞がりになってしまいます。

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今後、この状況を打開できるか策はあるのか?

それとも時間だけが経過し、

打つ手なしのまま終わるのか、注視していきます。

 

続編を記事にしました。

www.olivetrhm.com