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フロイント産業 決算説明会動画を見た感想

こんにちは、長期投資家のゆず( @olivetrhm)です。

以前、フロイント産業という医薬品、食品、化学等の業界向け造粒・コーティング装置メーカーを紹介させて頂きました。 


www.olivetrhm.com

今回2019年度第二四半期決算説明会動画を見て、今後の投資判断をする上で、かなり重要なコメントありましたので、みなさんにご紹介いたします。

2019年度第二四半期のおさらい

以前の記事にも記載しましたが、念のため、おさらいです。

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前年と比較すると、営業利益△44.8%減益です。

こちらは画像にて触れられた通り、
2015年6月に策定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)」の中でGE(ジェネリック医薬品)普及拡大が掲げられ、前期まで前倒し受注がありました。

そのため、今期はその反動減となっております。

ただし、受注額は徐々に回復傾向にあると伏島社長はコメントされておりました。

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それを示す資料がこちらです。

確かに受注高(青の棒グラフ)は1Qと比較すると回復はし、底打ち感はありますね。

受注は徐々に回復してきているものの、同社の製品はオーダーメードのため、受注から最短で4ヶ月、遅くて一年と時間を要するため、なかなかすぐには納品できないということから下期に売上げ、利益が偏重していしまうとのこと。

 

今期においては、米国の顧客から大口の受注があったが、納品が今年の年末になってしまうとのこと。(具体的な金額は言及せず)

そのため、同社の決算月は2月のため、第四四半期の売上げ計上になってしまいます。

 

機械部門については上期に苦戦したことにより、営業利益の落ち込みが顕著ですが、

その代わりに化成品部門が海外向けに販売が伸び、尚且つ、

営業利益率も改善傾向にあり、32%増益となっております。

下記画像の通り、四半期ごとに偏りが無く、安定した収益源なので、投資家としては安心材料です。

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重点方針と概要について

さて同社が拡販に力を入れている錠剤印刷装置の進捗についてです。

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文字通り、こちらの製品は錠剤に印刷(カラー)ができるため、識別性を飛躍的に向上させる画期的な装置です。

同社は年初に当該装置の販売目標を20台に設定したのですが、実際に納品したところ、ユーザーから様々な改善点を要求され、製品のグレードアップに時間を費やしていたそうです。

例えば、錠剤の形状によっては、印字がうまくされなかったり等、問題点が見つかってしまい、その改修作業に時間を費やし、

拡販にうまく繋げることができなかったと説明されておりました。

 

ただし、トラブル対応は一つ一つ潰せていけてはいるよう。年末にかけて、引き合い受注活動を再開すると言っているおり、また、この製品をリリースして、需要はあると確信されているようなので、どこまで販売台数を伸ばしていけるのか、見ものです。

 

さらに品質を高め、国内外問わず、ガンガン販売して頂きたいものですね。

 

続きまして、リチウムイオン電池関連については、具体的な進捗説明は無く、

単に『今後は中国を中心に事業基盤を整備していく』とのことなので、業績に表れていくにはまだまだ時間を要しそうですね。

次世代の全固体電池という市場は大きいので、今後、同社の極限まで細かく粉砕できる技術を活かし、いかにこの市場に食い込んでいけるのか、見届けていきたいと思います。

生産性を高める『Granuformer』とは!?

今回の説明会で新製品について、紹介がありました。

説明を聞いて、素人の私でも需要がありそうだと感じたこの製品!

その名もGranuformer(グラニューフォーマー)!

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端的に言うとこちらは薬の連続生産を可能にする装置です。

わかりやすく言うとうどんを製造する場合は粉を入れるところから、製麺して、切って、袋詰めまで、人を介在することなく、製造可能です。

しかし、薬の場合、一行程が終了した後は人の手によって、検査を行う必要があります。(サンプル採取して水分量、試薬の含有量検査など)

そのため、製薬はなかなか効率化が進まない業界とのこと。

この装置が有するプロセス解析工学という仕組みによって、リアルタイムで品質確認が可能になり、それによって、一連の行程(原料供給~打錠)を連続して行うことが可能になります。

 

すでに製薬メーカーに一台納品を完了し、非常に高い評価を得ているとのこと。

 

同社の戦略として、今後は、打錠までは当該装置(Granuformer)を使用し、

その後は、印刷装置(TABREX)を使って、薬に印刷して完了という、パッケージで販売していく計画です。

 

薬という性質上、言うまでも無く人体に大きく影響がありますから、新規事業者にとっては参入障壁が非常に高いビジネスです。

その中で国内70%以上のシェアを保持し続けられているのは、この参入障壁の高さゆえということは自明です。

 

そのような事業環境の中で、省人化につながるよう新装置のリリースは大いに期待できるのではないでしょうか?

 

現状の株価は850円前後。

PERは約10倍です。

以前は株価1700円くらいまで上昇しましたが、それはジェネリック医薬品を普及させるという政策ど真ん中の需要が一巡し、成長期待が剥落したためと分析します。

 

今の株価水準は市場からの過度の期待値もないと思うので、今年の12月末くらいからちょこちょこNISAで買ってみようかと思います。