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ライザップ(RIZAP)グループの株価について。2019年第二四半期を終えて。

こんにちは、長期投資家のゆず( @olivetrhm)です。

 

以前、ライザップグループの株価妥当性について、記事にしましたが、

今回の第二四半期決算の数値は割安購入益がなくなり、そして、構造改革費用を計上したことにより、大暴落しています。

www.olivetrhm.com

過去、3,000億円まで膨れ上がった時価総額が急激に目減りし、11/16時点で1,500億円(株価265円)なり、来週以降も厳しい下げ圧力が残っている状況です。

 

決算説明資料にもあるとおり、今後は買収を凍結し、すでに買収完了した企業の建て直しを力点に置くとのことですので、個人的には、注目度が増してきております。

今回もまた、今のライザップの株価がどのくらいまで下がったら、買い向かおうか、分析したい思います。

第二四半期決算数値について

 

早速、まずは第二四半期の業績をみてみましょう。

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画像の通り、赤字転落していますね。

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ポイントとしては下記二つです。

Point

①第二四半期以降は割安購入益発生なし

構造改革費用として△68億円計上

まぁ、いずれはこういうことになることは多くの人は気づいていたんじゃないかな。過去二年間で52社も買収して、しかもどれも負ののれん益を計上できるようは赤字企業を買い漁っていたからね~。きな臭さは感じていたよ。

News Pickでのインタビューで瀬戸社長は『赤字企業が増えてきて、経営の舵取りをできる人材の手が回らなくなってしまった』と語っていたよ。

えぇ~、そんなことわかりきったことじゃないの!?誰がどう見ても、一気に増やしすぎてたし...自分で自分の首を絞めちゃったような結果だね

そうだね。前の記事にも説明したけど、ライザップは下記フローで資産規模拡大戦略をとっていた。前期までライザップの利益はほぼ負ののれん益だったから、一期でも負ののれん益が前期より少ないと、市場は成長減速と判断し、株価は暴落してしまうからね。少なくとも元カルビーの松本さんが経営に参画されるまでは株価対策の一環として、買収を止めることができなかったんじゃないかな。

Flow

①数年単位の継続的なM&Aを実施

②被買収企業の取得価格は純資産額を下回るように買い付け

③負ののれん益を計上

継続的に一株あたりの利益を増やし、時価総額を底上げ

⑤増資による、資金調達

M&Aの原資を獲得

 

 

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こちらが通期下方修正の内訳です。

③新規M&Aの原則凍結による△103.6億円と記載がありますが、

そもそも期初に将来の負ののれん益を見越して、通期計画を立てるなんて、あまりにも楽観的すぎるような気がしますが、、

それほど、同社の耳には純資産が食いつぶされていない赤字企業の買収案件が続々と舞い込んでいたのでしょうね。

 

今後の戦略について

下記画像の通り、既存事業の建て直しに注力するとのことなので、

これからどう建て直し行くのか非常に楽しみな展開です。

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一例をあげるとこちら。

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ワンダーコーポレーションは買収される前はDVD,CDの小売。

同社を買収した目的としては、立地は優れているが、事業が不況産業。

なので、その立地を生かして、ライザップや、ライザップゴルフに変えていっている最中とのこと。

 

そうなると商品の評価損はやむなしですし、店舗改装にも当然お金がかかります。

また、すべての店舗がライザップに変えたからといってうまくいくわけはないので、一部店舗の閉鎖もあると推察。

取捨選択は必須なので、構造改革費用は必要経費だと考えます。

こういった一つ一つ、地道な再建を進めることによって、長期的視点でどう売上げが伸びていくのか?というのを考えるのが個人的には好きです。

 

狩猟型(一過性の利益)より、農耕型(中長期的にじっくり伸びていく利益)のほうが私は投資をしていて楽しいですから。

本業のボディメイク事業どうなんだろ?

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売上げは絶好調!

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累計会員数も12万人突破し、右肩上がりです。

 

ただ一つ気がついたんですが、ボディメイク単体の営業利益は何処に記載あるんですかね。売上げも伸びて、単体の利益は前年比143%伸びる見込みということは記載があったのですが、第二四半期時点の単体利益がいくらのなのか探し出せませんでした。

もっとわかりやすく資料に記載した方が絶対いいのになぁ。

 

普通、株主としては、本業が順調であれば、一過性の損失は目をつむろうって思いますが、本業が順調なのかどうか資料をパッと見ただけではわかりません。

 

財務健全性はどうか

ちょっと、すっきりしない感じになってしまいましたが、

最後に少しだけ、貸借対照表も見ておこうと思います。

短期的な支払い能力を測る流動比率と自己資産比率は下記の通りです。

 

流動資産÷流動負債 = 164%

自己資産比率26.5%

当面は大丈夫かなぁと思ったのですが、営業債権、棚卸資産だけで流動資産に55%占めるというのは少し気になりますね。

営業債権はおそらく、ジム入会料の後払い分だと思いますのでそこまで気にする必要はないかもしれませんが、

棚卸資産は急激に膨れ上がっております。

買収した企業が保有する長期で保管された死に在庫の可能性はあります。今期はもう少し様子見し、今後の動向を見極めた方がいいかもしれません。

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ちょっと否定的な記事になってしまいましたが、ボディメイク事業はまだ伸びると思うので、膿みだしが完了し、且つ、適正な株価水準で推移していれば、買いを検討していきたいと思います。

 

また元カルビーの松本さんは今後、『うるさいお父さんになる。』と公言されております。

ライザップの今後の動向に目が離せないです。