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フロイント産業(錠剤用のコーティング装置製造メーカー)の決算発表を受けて

こんにちは、長期投資家のゆず( @olivetrhm)です。

 今回は私が購入予定の銘柄の一社、【フロイント産業】の決算発表があったので、

皆さんにご紹介したいと思います。

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 フロイント産業とは??

皆さんあんまり聞いたことが無い会社かもしれませんので、簡単に概要をご紹介します。

事業概要としては医薬品、食品、化学等の業界向け造粒・コーティング装置およびプラントエンジニアリングと医薬品添加剤、食品品質保持剤、栄養補助食品等の開発・製造販売

今の該社の主力事業としては、赤字部分の医薬品の造粒・コーティング装置の製造販売です。

 

といっても、どんな機械がイメージがつかないかと思いますので、まずは下記をご確認ください。

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これは錠剤(飲み薬)が製造されるまでの工程(黄色の矢印部分)と、

各行程でどのような機械が使用されているのか、示したフローです。

 

該社が製造しているのは青く四角で囲われている行程で使用される機械です。

8行程あって、そのうち、5行程に必要な機械を供給しており、

日本国内ではシェア70%とニッチな産業であるものの確固たる地位をすでに確立しております。

 

製造装置1基あたりの価格は100百万円弱で、付帯設備はプラス20万程度、抱き合わせで受注獲得できるケースがよくあるとのこと。

 

発注から納期まで約6ヶ月~1年程度となっています。その理由として、オーダーメイドで装置を製造するため、納品までに時間を要してしまうためとのこと。

 

そのため、受注残高が大きくなる傾向にあると思います。

 

世界に目を向けても、製薬会社向け造粒・コーティング装置市場では
グローバル3強の1社といわれており、TOP3以上の地位を築いてます。

 

世界でも製剤化技術・化成品と機械装置を共有するのはフロイント産業のみです。

非常ユニークな会社で、該社は自社の事業モデルをペンとインクと例えております。

 

要はペンはその品物を作るための製造装置、インクは製造装置からできる製品を意味しており、装置、製品を一社で作る会社は他に無いとのこと。

※その製品は薬ではなく、該社のもう一つの事業の食品添加剤(乾燥剤等々)を指しております。

 

競合他社について

日本国内の競合会社は、ドイツのグラッド社から技術供与を受けているパウレックのみで、2社の独占状態です。

繰り返しになりますが、

日本国内の該社シェアは70%と圧倒的です。

 

外市場ではグラッド社、及びゲア社(デンマーク)と競合するが、ゲア社は多様な食品分野での機械を製造しているコングロマリットのため、専業メーカーとしてはグラッド社だけです。

 

今後期待する市場について

すでに日本では確固たる地位を気づいている該社が次はどこの市場をターゲットにしているかというと、2019年2月期の第二四半期の決算短信に記載があったとおり、

米国・アジアを焦点にあて、積極的に展開していく予定です。

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こちらについて、今年9月の個人向け会社説明にて、伏島(ふせじま)社長は、アジア市場(中国)を下記の通り、言及していました。

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伏島社長:『直近のニュースで、中国製の粉ミルクを飲んだ乳児が死亡してしまい、世界に拡散された。それを受けて、中国の習近平氏は【恥ずべきこと】と認識し、医薬品業界の品質を上げるため、ちゃんとした機械で製造しなければいけない。

そのような動きが中国で起きているため、今後、市場規模拡大に期待が持てる。』

 

独裁の資本主義国ならば、意思決定のスピードが速いですから、多少は期待できる市場ですね。

前述の通り、世界ですでに3本の指に入る該社ならば、市場規模に比例し、

受注増にも繋がっていくことが想像できます。

 

各地域の売上げ高

前期f:id:spicarisa:20181007011922p:plain

今期f:id:spicarisa:20181007011934p:plain

こうしてみると、売上げ高の比率が日本が70%以上占め、偏重しているため、持続的な成長のためには海外に目を向けざる終えないというのは自明ですね。

 

その他と表記しているのはアジアです。アジアは前期比56%増と伸び率は高いですね。

ただ、まだまだ比率は小さいので、短期的には過度に期待できない。といった印象ですかね。

 

大化けが期待できる分野は!?

ただ、該社は他の分野にも進出しようと画策しています。

それは短信の③にあたるリチウムイオン電池など新素材に関わる産業用機械ビジネスです。

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該社の微粉体まで小さくする粉砕、コーティング技術をこのような産業に利活用しようしており、その市場は2025年には正極、負極材併せて、

一兆円以上といわれております。

このような市場に対して、現行200億円程度しかない、小ぶりな企業が参入し、

仮に5%でもシェアをとれたら!!!って思うと夢が広がりますよね。

 

たとえ、失敗したとも該社の自己資本比率は75%で、有利子負債は【0円】超健全経営です。

なので、倒産に陥る可能性はかぎりなく、0%に近いので、

積極的に投資を進めて、市場を開拓してほしいものです。

 

今期セグメント別の業績推移について

第二四半期が発表されましたが、

営業利益の落ち込みがきついですね。

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セグメント別の業績推移を見てましょう。

要因としては、一目瞭然で機械部門(装置の販売)の落ち込みが要因ですね。

(矢印の部分)

ただ、受注は回復傾向にあり、前期第三四半期も大きく落ち込んではいるので、

今期は第三四半期に盛り返せれば、通期目標の19億円は到達できる可能性は残されていると思います。

(今期前期のセグメント別営業利益の推移)

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化成品部門(黄色水色の線)については、約30%増益と順調に成長しております。

 

第三四半期にどうなるか、見ものですね。